イキシマ終了、その他諸々

ツイッターに書くようになって、ブログを更新しなくなった。これはいけないなぁ、と心から思った、と言うのも久しぶりに本條の日記を覗くと、ものすごく日記更新されていたからだ。知らなかった。こういう時、ツイッターでちょいちょい軽やかにつぶやいていた自分が、何だか軽い気持ちでしか生きていない気がしてきてしまう。ブログが煮物ならツイッターはファーストフードだ。煮物をつくる人には、なんか深淵さがある。

▼一方、神藤の日記も見たが、そこに元FPの濱本の写真が。この感覚は分からない。歴然と差異化された二人であるのに、何故こういう事態なのか。まぁ、馬鹿な人たちだな、と思ってこれはやり過ごすことにしよう。バカは幸せだよ。

▼で、再び本條の日記だが、イキシマ感想がとても良かった。ちょっと感動してしまった。 http://d.hatena.ne.jp/maki-tempura/20100226

ツイッターをやるならば、何かエッセイ集なり、短編小説なり、そういったものを書かないと、自分の中のバランスが取れないのではないか、と今自分はふと思っていたりもする。それは、台本執筆でバランスが取れるのであろうが、んー。大きな仕事をすればいいんだろうな。ツイッターやる責任は、大きな仕事を真っ当してこそだ。ツイッターに溺れてはいけない。溺れてないけどさ。飲み会のオールも避ける僕である。溺れないのだ。

▼しかし、昨日の打ち上げでの僕の病弱ぶりったらどうだ。申し訳無い気持ちでいっぱいだ。また、スタッフさんよりも先に打ち上げ会場に当然の様に向かってしまい、何も告げずに行ったことで少し怒られてしまった。未熟な僕である。もっと未熟であろうという気持ちと、もっと成熟しなければという気持ちが同居している。何か久しぶりにブログを書くので、書き方がまるでわからず、思いついたことをつらつら書いている。しっちゃかめっちゃかだ。

▼高田ひとし君のハムレットマシーンは、ハムレットだった。9割方シェイクスピア作「ハムレット」な「ハムレットマシーン」だった。この「ハムレット」上演をどういう視点で見ればよいのか正直戸惑った。穿った見方が許されるのならば、その「ハムレット」を観ながら、自分なりの「ハムレットマシーン」を構想する事も可能かもしれない。しかし、それは観劇後猛烈に思考して強引に産まれるものであって、多分うそだ。もっと正直に行かなければならない。ハムレットを熱演していたことが気になった。ハムレットマシーンにハムレットを取り込む事事態は、ハムレットマシーンが既にしていることである。そこを敢えて、もっと純粋に「ハムレットやりましたよ!」という感性は、どこから産まれるのか。PPTでも高田君は言っていたが、近代劇をやってみたい衝動が、20代若者として芽生えたのであろう。しかし、近代劇をやらなければならない衝動と、自分はどういうポジションで演劇をやっているのか気にしてしまう衝動は、殆ど同じ事だ。これは飲み会での話だが、「マッピング欲」と名付けよう。自分の演劇が、どういう場所を担っているか気にすること。イキシマの台詞から引用すれば「トゥービーサムワン」という自己を客観視したい欲望である。しかし、これは意外に危険で、本当はそんなことはどうだってよかったりするのだ。マッピング欲は、ひたすら隠しておくべき欲望であると私は思う。オリコンチャートを気にするアーティストは、アーティストとして死んでいるのと同義だ。そりゃ演劇にはオリコンチャートらしいものも、あまりなく、そういったものを高田君は自ら作っているので、そう思ってしまう気持ちも非常によくわかる。でも、そこは何とか切り分けて思考して欲しいものです。(ってなんて偉そうにおれは今つらつら書いているんだ。140字制限が無いからと言って、こうも無責任に言葉を連ねて良いものか。自問するも、まだまだ書くのだ私は。ちなみに今私は、フランクザッパを聴いている。)マッピング欲は、ハムレット上演欲に繋がった。きれいに繋がった。その綺麗さがいけない。繋げるならテグスか、もう思いっきりバレバレの太い綱で繋ぐべきである。太い綱をテグスのように扱うことが、最も危険かもしれない。僕は何を書いているんだろうか。わからなくなっている。
途中で、思いっきり字幕を読み続けるシーンがあるが、あれはとても面白く感じた。曰くハムレットマシーンとの距離だと言っていたが、まさにその距離は正直さそのもので、すがすがしさすら覚えた。

http://faifai.tv/faifai-web/2010/01/tpam.html ここでファイファイの台本ダウンロード出来ますよ。って事で、僕は今週末東京の芝居を幾つか見に行く。ファイファイ、サンプル、チェルフィッチュを観る予定。ままごとも観たいと思った。何故なら、昔FPに出た俳優が出るから。大石君だ。彼からメール来たときは嬉しかった。こういう知らせって良いなと思った。トーキョーへ行った者からの吉報はとても嬉しい。さ、11月に向けての新作を考えて行かなければならない。ちょっとずつFPは、FPになっていく。