▼一つ後悔している。後悔なんてコトバ、僕は嫌いで、何もかもが良い経験であって、人生はサウナ、我慢すればするだけ出たとき気持ち良い。って北野武のコトバですが、これをモットーに生きてるが、私もたまには後悔することだってある。しかし、これを良い経験にするには、そのチューンを変奏出来るだけの技量と先見的気楽さでやりくりしなければならない。変奏曲が個人的に泣けるのは、固定されたチューンをぐるぐる変奏していく様に、日本の四季みたいなもんを見るからである。しかし、その巡り方に、遊びが無ければ、変奏が単調になる。遊びとは、近づきつつ離れつつ近づく感じか。ダメだ、考え出すとキリが無い。限界を超えて、そこに異境がある。心の異境、身体の異境。これは、デリダからの引用だ。

▼受け取り→差し出し→受け取り→差し出し。私は、切手を舐める私を、想像したことが無い。その事実にいま気付いた。我を忘れ、切手を舐める。唾はすぐに乾く。