ここは風が良く通る

▼引っ越しが完了した。部屋が随分と広くなって、家賃がいくらか上がった。支払うべきものが増えた。支払うべきものが多過ぎる。と同時に収入を得られる場所がどんどん少なくなってきている。改めて、20代後半、如何に食いつなぎ、作り繋ぐのか(舞台芸術やらをね)、を考えている。我ながらよく頑張ってるとも想うし、まだまだ全然だとも思う。アンビバレンツ!!! 特に、東京若手の演劇人の方々のご様子をブログ等から拝見する限り、なんだか色々と漲っていてうらやましい限り。人の事を羨んでばかりいては、なかなか己もつき進めないので、がむしゃらに頑張るしかない。小さい頃、鼓舞の意味がわからなくて、コブって何だろうって純粋に思っていた。そんな事をふと思い出す。

▼と、おセンチな気分に浸ったって、どうしたって公演日は迫って来る。もう2週間も無い。やったろうじゃないか。遊ぶことから創ることへの飛躍、それがまた飛躍と呼ぶべきかは判り兼ねるが、そもそも作るではなく、創るにした時点で、何らかの私の作為がそこに隠れていて、Hamlet原作にして、ある一つのストーリーを叩き上げなければならないといった重み。いやー、三か月連続上演で坪内逍遥ってのは、なかなか大変ですよ。やりがいは、めっちゃありますが。なかなかこういった試みは少ないんじゃないか。是非見て欲しい。特に、遊ぶ編見てない人は、必ずいつか遊ぶ編もどっかでやるので、そんな気持ちで創る編にも来て欲しい。