カプセル煮て

あのリズム。ちょっとぐらいはどういったお話か述べてもいーじゃねーか、といった声が聞えるし、自分の作品をより広くお客様に受け止めてもらい「なんじゃこれ」とか「おーこれは」とかいろいろと言われたい衝動に、つまりはドM衝動に駆られて、なんて書くとちょっと怖いけど、とにかくどういった作品になるか、少しだけご紹介させて頂きたい。

あのリズムは、男性二人が一緒にハワイに行くってお話です。ただそれだけです。一緒にハワイに行く飛行機の中で起こる出来事を妄想と現実の狭間で描いてみました。ってただそれだけのお話です。今日、私は一人早く東京入りして、孤独なカプセルホテル住まいをしておりますが、何だろうここは、ビジネスコーナーって言ってLANケーブル完備とまで書いておるのに、接続できないとは何事、畜生自分のウィルコム使ってしょーがなく直接ネット繋いだのはいいものの、これだけ金食ってしょうがないからPC内のフラパン関係のデータを処理していたりした。カプセルはプラス500円で有料チャンネルが見られるのだけれど、今回は我慢して「なしで」といってみた。と言うほど私は別にカプセル慣れしてないし、ノートブック(ゲイトウェイの安いやつ)キャリアーとしては、こういった場所は極めて危険だ。盗まれたら一大事。風呂行くにも、どこ行くにも気が気ではない。ロッカーが異常に薄いので仕方なくノートブック入れをごちゃごちゃ解体して(要は本とか諸々取り出して)何とか細いクビレに食い込む事が出来たのが、このノートブック。ああ、私もまっくゆーざーになって、何だろう、パワーブックとか色々言ってみたい。ダメだ、カプセルでは。もう俺はカプセルに泊まらない!!と強く意識したのであった。小屋入り前の今日。

今日は、黒田圭氏がやっていらっしゃる「絶対安全ピン」と言う団体の芝居を見せて貰った。コンクール参加者の一名である。不条理劇を馬鹿ツール使って演じるといったスタイルでやっている模様。もちろんこの「馬鹿」はほめ言葉である。そもそも名前からしてシュールで良いなと思った。絶対安全ピンだ。安全ピン自体もどうかと思うが、それに絶対を付けてしまうそのセンスが憎いじゃないか。安全ピンが指にちくっとささっても差ほどイライラしないが、絶対安全ピンが指にちくっとしたら、何だろう、逆に笑えて来るような気がしないでもないって、私は何を言ってるんだろう。遂にカプセルLANケーブル完備コーナーも人がいなくなった。そろそろ私もあの狭いカプセルに戻ろう。嗚呼、本当は今日人の家に泊まりたかったのだ。でも、何か無理だった。この「何か」って部分が独り面白い、ヒトリ哂う。といった所で、あのリズムお越しのお客様は、info@frpn.com までご連絡下さい。France_panのホームページでぴくりとも宣伝しなかった事を反省。多くの方のご来場お待ちしております。6日は10分程度のポストパフォーマンストークもあります。是非どうぞ。