月曜日を燃せ

▼土日は昼から夜まで稽古。土曜日は永見が結婚式との事で欠席。稽古場日誌をつけてくれる客観的な眼の必要性を常々感じる。それは別にうちの稽古が低落しているからとかじゃなくって。あと、稽古場にタイムカードを持ちこみたい。誰がいつ来るか、何回稽古に顔を出したのかを管理しておきたいと思うのだ。時給に換算して幾ら貰うのかも計算しても良いかもしれない。自劇団のメンバーにギャランティがつくのは、小劇場界では非常に稀だろうけれど、意地でもつけてやりたいと想う。今が2008年なので、まぁあと2年のうちには、支払いたいって純粋に思う。

▼と同時にそういった虚妄はどうでもいいから、良い作品を作りましょうといった方向性がないと団体は崩れる。関係ないが、先日私が喫煙しようとしたら皆から大ブーイングを受けた。「またカメラ突っ込まれますよ」みたいな事を言われて、私は結局喫煙を止めたのだが、大腸と喫煙の関係性なんてあるものか。と思いつつも、論理的な説得よりも感情的な説得に落ちてしまう時が人間なので少しはあると感慨深い。大作傑作不屈の名作と誉れ高い「ワールドイズマイン」のヒロインの最初の登場シーンが確か妊娠中絶に関して「とにかく産め」(うろ覚え)みたいな感じだったと思うけど、あれには何の論理性もないだけに崇高な意味が立ち上がっている気がする。

▼で、まぁ土日一生懸命稽古に励めばそれだけ月曜日の仕事がどーでもいーと感じるようになる。あまり此処で仕事の愚痴は書かないようにしているのだが、まぁ愚痴でも何でもなく、月曜日の仕事のやる気の無さったらない。せめて月曜日だけ出社時間を遅らせるとか、会社もそういった事をフレキシブルに考えて欲しいけど、絶対にそんな事はないだろうなぁ。なんせ、うちの会社は休憩室を押しのけてまでフロアー拡大、、、まぁこの辺で辞めておこう。愚痴は何も生まない。提言と尊厳が大事だ。何の話だ。

▼関西現代演劇俳優賞というものが存在するが、あれは何処のページに詳細が載っているのでしょうか。そして現代と名が付きながら選ばれる俳優が現代ぽくない、つまり現代人を表象しているような演技をしてない(それが決して悪いという意味ではありませんし、何が現代人なのかも主観的な問題だとは思うのですが。)と感じられるのはなぜだろう。何かが選ばれるとき、基本的にノミネートといったものがあると思うけれど、あれはノミネートとかあるのでしょうか。僕が知らないだけなのでしょうか。声高に言うつもりも全然ないけど、あれは賞の名前を変更してしかるべきだと想う。たとえば、太田・九鬼賞とか、そういった名前じゃないと多くの人が逆に勘違いする可能性があるはずだ。だって、冠が大まかな枠のくくり過ぎて、逆に怖いじゃないか。だって、僕が勝手に賞を決めてるとして、何所かの情報誌かなんかで「2007年度クール・ジャズ大賞にベテランの小田和正が選ばれました。選考委員にはFrance_pan伊藤拓氏等。」とかあっても、何が何だかわからないと思う。(こんなレベルの話ではないと思うけれど、謎めいた感じは大体一緒だと考えたい。)大枠でくくるのであれば、もっと広くもっと可能性を押し広げるように、選考基準・選考過程を何所かにちゃんと掲載するべきだ。何の理由があって、何の目的で、そして冠に対してどうお考えになって、といったところを是非お聞かせ願いたい。だから、逆に、僕は勝手に賞を決めて2008年度から勝手に贈呈してしまうぐらいの方がバランスがいいんじゃないかと。ベスト痙攣賞とかベスト出落ち賞とかベスト時代を逆走大賞とか。話がとっちらかってしまったけれど、疑問は近いうちに解消したいと想う。