久しぶりに家に居て、音楽を聴いている

▼更新遅くなりました。まず、ヨヴメガネの公演が終了しました。ご来場頂きました皆様有難うございました。France_panのめんばーが全員観に来てくれたのは、妙な恥ずかしさがありましたが、どうもです。その他、懐かしい人々も来てくれていたようで、感謝多々です。もちろん、役者の皆様、スタッフの皆様、そしてメガネの皆様、有難うございました。初めての演出依頼でしたが、とっても大変で、とってもいい経験になりました。特に小屋入りしてからは、怒濤だった。いやはや。

▼作品の仕上がりとしては、森本君の不可思議な作品を手練手管を利用して演出できたことは良かった。それについて来てくれた椿里緒、イセチ君にも感謝。松永君の不可思議な作品は笑いの要素含みながら、役者の三人(幸野さん、三田村君、速水さん)は奮闘してくれました。特に、三田村氏の異常な佇まいは、中村さんも看取ってくれたんじゃないでしょうか。最後に栗田君の作品、照明・音響に花火を助けられながら、四人とも(高木、神藤、戸川、まるい)静謐な感情の操作をしてくれたと思います。高木と神藤が真面目に芝居やっているのは、FP全員笑ったそうだ。その気持ちよくわかる。戸川・まるいペアーは、お互いに色々と勉強になったんじゃないかと、身勝手に信じてます。ガム食べたかったですね、戸川さん。ハッピーターンおいしかったね、まるいさん。(私信めいてすみません。)あ、そうそう。急遽アフタートークもさせていただきまして、旧劇団スカイフィッシュの小嶋氏にも大層お世話になりました。ちなみに、うちの加藤はスカイフィッシュに客演してます。来週の土日です。よろしければ、是非。

▼といった訳で「海月息子の帰るとこ」は終了しました。最後に、僕がパンフに書かせて貰った言葉を載せておきます。

挨拶に代えて

ヨヴメガネの人たちから依頼を受けて演出をしておりますが、当初私は裸眼でした。しかし、気付けば視力は1.5から0.7に下がってました。メガネをかけた写真も過去数点残されていますが、あれは全部ダテです。私は、さらっと踏み壊しました。

『赤子が母の胎内を出る時の呱々の声は、はたして闇から光の世界に入った喜びの声であろうか。胎内の羊水から空気の中に放り出される窒息感と非連続化の悲しみの声でないと誰が言えよう。』(丸山圭三郎「言葉・狂気・エロス」)

そしてふと、私は実家に帰ります。故郷では語感が乱れ、そして五感も狂う。有象無象の色、匂い、音、味、手触りといったものが、ぐにゃりと絶妙のカーブを描いて、私の周りを浮遊し始めるような気がします。味が聞こえ、色が匂う。その時、私の身体はびしょ濡れです。一人静かに、次の息継ぎのタイミングを計っています。

さて、ただいま。はじまります。
か細い人間の過呼吸をご覧下さい。

▼といった所でメガネ話は終了。今は、若手演出家コンクール二次審査用に稽古している。出演者は秘密。これは、一般公開はせずに、関係者のみを招待してひっそりと行われます。題材はRe:ビョーキです。改めて、Re:ビョーキの台本を読みなおし、改訂出来るところは改訂しながら、稽古を進めております。

▼そういえば先日、KISS-FMに一本台本を提供しました。これも初めて依頼されてラジオドラマを書きました。こちらで聞けます。作風は、ちょっと今のフランスパンを知っている人からしたら「え?こういうのも書くんだ?」的な感じになってますが、まぁお楽しみ頂ければ幸いです。コッチできけます。

▼また、別の場所からも一つ依頼が来てまして、そっちもうまく軌道に乗れば嬉しいなぁと思っています。

スカイフィッシュ小嶋氏のBLOGが今ちょっぴり演劇界で話題になっていますが、彼とよく話す機会がある僕としては、彼の「俺は演出家なんだけどなぁ。。。」という声がめちゃくちゃ面白い。小嶋氏のBLOGには既に書かれてますが、C.T.T.大阪支部に私も絡んでます。色々と手を出し過ぎて、自分の団体がめちゃくちゃにならないように祈るばかりですが、大阪支部、面白くしますので、是非興味ある方は、小嶋氏へメールして下さい。早速、何通かメールは来てるみたいで、とても嬉しい限りです。詳細は、コッチ

▼余りに長くなってもあれだけれど、時間があるときに色々と書いておきたい。演劇をしている20代の方と話していると、余りの情報量の少なさに驚かされる。しかし、この情報量の少なさは常に痛感していなくちゃいけない問題でもあるのだと想う。いやー、彼らは殆どといっていいほど演劇情報を持っていない。ま、僕もあまり持っていませんが。どうやって情報を伝えていくのか、どうやって情報に興味をもってもらうのか。そうした事を考えていると、馬鹿な考えなのだけれど、選挙カーが欲しくなる。選挙カーに乗って演劇にまつわる事を叫びながら街中をうろちょろしてたら、捕まるなぁ。12月と1月に阪大で3回だけWSを担当する事になったので、こういったことを考えてしまう。相手は、阪大生40名。発声は教えて欲しいと学校側からは依頼されているのだけれど、何かと戦略を練ってみたい。