発すれば失する、失すれば発する、しかし!

▼今日から暖かい。春物って言葉が重い。そんなコレクションは無いのだ。衣服を罵ってもしょうがないが。先日、九条を一人探索している時、面白い服屋さんを見つけた。(これ書いたかな?)その店の名前は、あろう事か、こんな名前だったのだ。

「衣装ショップ フクナシ」

おいおい、どうしちまったんだい。服、あるじゃないか。と言わずにはいられない店名だ。それに、この店名がカタカナだというのが奥深い。このフクが「服」ではなく「福」だと考えたら、どうだろうか。

「衣装ショップ 福無」

お久しぶりです、元気にしてますか。と言わずにはいられない。心配でたまらん店名だ。しかし、だからといって「衣装ショップ フクアリ」でも不味い。これはバカだと想われるからだ。だから、ここはいっそのこと、フクの有無をぼかすってのはどうだろうか。「衣装ショップ フクナシゲ」「衣装ショップ フクアリッポ」。ぼかす意味は判らないが、茶目っ気は出るだろう。さらに、こんな名前もいいかもしれない。

「衣装ショップ フクアルナシニカカワラズ」

達観している。どんな服を売っているんだ。ここまで来ると物質としての服から離れ、服そのものの概念を扱うような、何というか、コンセプチュアルアートに近いお店になっているのだろう。そして開店祝いに、鷲田清一先生がお店を訪れ、「現代社会のキワ〜服と身体」といったレクチャーをする。そんなお店があっても良いじゃないかと想うものの、話が今日は飛び過ぎた。風邪気味なのだ。戻す。

▼仕事後、ウイングフィールドへ徒歩で向かう。仕事場は心斎橋に近いので、ミナミ周辺であれば、仕事帰り徒歩で行けるのだ。これは、嬉しい。で、観劇前に靴屋に寄る。勢いで靴購入。靴が無いのだ。しかし、このぶらさげられた靴を「差し入れ」だと想われたら、とても大変だ。差し入れに靴は避けたい。