昼稽古、夜観劇

▼昼からオウテインにて稽古。(しかし、オウテインは漢字変換しないですよ。うん、登録しないと。その漢字の難しさのため、逆に名前を覚えてもらえるといった感じ。)ホールでは何処かの団体が何かの演目をやっていた。確か高橋いさを作品をしていたような。高校生の頃、高橋いさを作『ボクサー』をやった事があって(本当は寺山修司作がやりたかった)、その作品の中に人の耳が落ちてるぞこれは事件だ、みたいなシーンがあった。僕たちは『ボクサー』を2つの場所で上演して、1回目は小さな小さな会議室を改造して公演場所としたので、その小道具としての「耳」は、なんら問題にはならなかったのだが、2回目に上演した場所が、体育館で上演したために、その小道具としての「耳」は、遠くのお客様には何のリアリティも持ち得なかったので、後から顧問の先生にこっぴどく叱られた。何だあの耳は! もっと大きくしないと耳が見えないだろう!、とか何とか。僕は不甲斐なさを感じながらも、大きいキャパの小屋に妙な嫌悪感を抱いた。もはや、大きな小屋では小道具は大道具になるのだ、と思い知った。しかし、例え大きな舞台でやる場合でも、安い手品に堕してはいけない。ジョルジュ・メリエス並みにやるのなら、別だけれど。
▼夜は伊丹AI HALLへdots観劇。なにわともあれ、今年のアイホールラインナップは凄いと想っているのは僕だけだろうか。とても魅力的なコンテンツが目白押し。劇場スケジュールを半年分ぐらいUPして欲しいものだが、関西の劇場でスケジュールをばばばっとUPしてくれるところは少ない。その点東京アゴラは凄い。気になる人は、劇場HPアクセスを。