ほっと息がつけるんだわ!

▼芝居見に行って、寝る奴が居る。つまらない作品なら良い。でも、時にとても(主観的に)面白くても横で寝る奴が居る。そういう奴に限って、起きてから「面白かったぁ〜」とかぬかす。呆け。そういう関係者を僕は数名知っているが、僕は彼らの事がそういう点において嫌いだ。寝たなら寝たって言えばいい。そっちの方が全然良い。彼らの立場的なものもあるのだろうか。寝ちゃった事を「寝ちゃった」ともいえない、その暗黙の了解を強いる腐った関係性は本当に不必要。寝てるくせに「面白い」とぬかす馬鹿は、何も見えていないだけ。周りに翻弄されているだけで、流れに逆らって進む事は無い。作り手への、人間への、本質的な厳しさ・優しさが無いのだ。寝たなら寝たって言ってやれよ。作り手にも受け手にも、そっちの方が良いに決まっている。作り手受け手、双方に良いという事が分かれば、「寝る」という行為が作品鑑賞において一つの指標ではあるが、実はとてもアンヴィバレントなものである事がわかるはずだ。