KAVC演劇ジャンクションVol.3「ロビーストーリーとねずみの秘密」

▼仕事帰り、疲れたからだで新開地。風俗に行きたい気持ちを押さえ、KAVCへ。下編のネズミの秘密を観劇。
▼2Fのホールと地下のシアターで同時に上演される作品。魂消た魂消たシンクロニシティ。ああいった作品を劇場単位でプロデュースしていく試み。見てない人は今から書く部分読まない方が良いけれど、DVDも気合入ってそうだからご購入をお薦めするのだけれど、最後赤星さんが監視映像の中に入っちゃって、それを見て驚く相手に「さっき、縄文時代まで行って来た」みたいな嘘をつく所が、かっこよかった。久しぶりにポップな(と形容しても良いですよね?)作品に少し好感が持てた。演劇だからこその表現もちゃんとある。でも、演劇だからこそのチープさもある。その境界はお客さんが勝手に見極めれば良い。僕は帰り道、永見に借りたサニーディ・サービスの『LOVE ALBUM』と言う、極めて恥ずかしいタイトルの(初々しい恋人と手繋ぎたくなるような)アルバムを聞いていたのだが、なんだかんだで結構みんなPOPに浸かっているんだなぁって想った。ここでPOP論を展開するほどの時間も頭脳も無いのだけれど、少なくとも結構みんなPOPだ。知るという事は、自分が何を知っていて何を知らないかを知ることだ、といったのは孔子だったと想うけど、自分のPOP度、アンチPOP度を無意識にでもしっかり把握出来ている人は、かっこいいと想った。POPを知るとは、背伸びをしないって事だ。中村一義の名曲ジュビリーを思い出そう。

あいつらの言う正論は凍りついて。さぁ、流れ変えてやれ。一生どん臭い理屈掘りよりか、まぁ、サイズ合った服、着ようって

余談ですが、僕が冬用にお気に入りに着まくっている裏地ピンクの茶色いジャケットはサイズLで僕には大きめのサイズです。

LOVE ALBUM
ジュビリー