観客は何を追うのか

▼二日目が終わった。スペアーぶろぐが一気に更新された。僕も書いた。只今、3時。寝なければ。しかし、書きたい。何故ならアンケートが沢山UPされたからだ。アンケートをああいった形で読むのは、妙味。

▼アンケートの意見の中で、一回目じゃわからないという意見が圧倒的に多かった。いや、二日目の夜の回は、関係者一同微笑ましい結果だったのだが、やはり初見のお客さんには、ちと難解だったのかもしれない。此処で僕が問題にしたいのは、じゃあその難解っていうのは、物語への言及であって、役者や照明・音響・映像・美術への特定の形容ではないだろうという事。つまり、殆どのお客さんは物語を追っている。絵画の世界へ話を飛ばせば、抽象絵画もかなり認知度が高いように思う。しかし、映画や演劇になってくると、大衆娯楽としての要素が強いので、つまり大ヒット作品が基準になって来ちゃうお客様が多い。まして、現状僕が好む映画監督や小説家の作品を同じようにとても愛していて、観に来られるお客さんは、少ないと思う。しかし、感性の問題にしたくは無い。

▼僕も、何だか判らないけれどいい作品に触れることはよくある。しかし、それを「何だか判らない。サヨウナラ」と斬り捨ててしまうと大変で、何処か一点でもフックがかかれば、じりじり考えてみるのも、一つの鑑賞方法だと思うし、そういう少し面倒な作業を行なわない限り、お客さんの開拓は難しい。何処にも何も引っ掛からなかったのであれば、僕はあーうー、とか言うまでだけれど、ん〜、どうなんだろう。段々僕も弱きになってきた。ん〜〜〜。しかし、やっぱ判断基準は自分でいい。自分で良いと思ったモノを良いと言ってもらうことが一番良い。未熟な画家は筆を置いた瞬間から不安に包まれるだろうけれど、次第に成長し、筆を置く決心が産まれてくる。そういったモノを僕も少しだけ持ちたい。と思いながら、毎回発展していきたい博打もしたがる、舞台表現。明日もあるので、今日はこの辺で。

追うことは負うことでもある。そんな感じで締め!!!!!!