犬が居た

▼精華小劇場 WI'RE 「√−1」観劇。犬が居た。ずっと触っていた。犬の温度、臭いが一番リアルだった。生き物は強い。/途中から観客が観客に見えなくなる。ディズニーランドに行った幼き日を思い出す。ラスト、暗転後、出口が開き光が入ってくるが、その出口へ去っていく人々の姿を犬を触りながら僕は呆然と見ていた。何処となく、その場から立ち去りたくなかった。その場に居たかった。

▼観劇後、酒井さんとちょっとだけお話。その時、偶然隣に中西理さんがいらして、酒井さんにご紹介して頂く。バラシのため酒井さんはすぐに劇場内へ戻っていかれたので、僕は評論家の中西理さんとお話をした。以前からお話したいと思っていたので、話せて本当に嬉しかった。酒井さん、ご紹介有難うございます!中西さんとは小雨振る中、2時間近くお話してしまった。色々と面白いお話を聞かせて頂いた。

▼終演後、会場の外、犬が散歩に連れて行かれていた。現実とフィクションの境界線上をうろつくような感じ。に見えたのは人間の視点。