▼初日終了。色々な人が観に来て下さった。全然挨拶等出来てませんが、ご来場誠に有難うございました!!!!!!! いや、本当に、お客様がいてこそ成立しますので、お世辞とかでなく、感謝の言葉棒読みでもなく、心から、本当に、ありがとうです。

▼帰宅して、呆然とTV。http://www.tokyo-np.co.jp/00/hog/20060525/mng_____hog_____000.shtml がたまたまやっていて観る。丁度、客として来ていた知人ともこんなような話をしていた。教養とは何か? そして、ついでに演劇的知とは?
▼もしも、映画好きって言ってる人で黒澤明見てなかったら。もし音楽好きでビートルズ聴いてなかったら。絵画好きでピカソ知らなかったら。読書好きで芥川読んでなかったら。芝居好きで、○○観てなかったら。。。こういった仮定が正しいか判んないけれど、僕は比較的芸術的記憶、アーカイブ重視な考え方をしてしまうタイプです。それは、勿論お客さんに対してじゃなくって、実作者、創作する側の人間に対して思う事です。課題とまでは言いませんが、ある一定のお勉強なりは必要だと思います。

▼僕は昔、凄く芸人になりたくて、中学生の時ガラスの階段の前で右往左往してました。皆が教室内で鬼ごっこをする度に、何故かそのハイパーテンションの意味が判らなくなって、次第に葉暗(根暗でなく、表層部分で環境に汚染され暗い雰囲気を発してしまう状態)になった僕、純情真面目10代君が読む「なるにはBOOKS」シリーズの、「お笑いタレントになるには」という本を手にして、勢い冒頭3ページぐらい読んだ記憶があります。そこには、凄くシビアな事が書いてあって、覚書で申し訳ないが、「もし君がタモリのようなお笑いタレントになる才能があっても、既にタモリはいるんだ!!」的な事が書いてあった。凄く直裁にオリジナリティというものを考えさせれた中学3年の夏。ネットで調べたら、ぺりかん社、という出版社から出ていた。書名で「なるには」と検索すると、228もヒット。中には、「力士になるには」とか「船長になるには」とか「冒険家になるには」とか。面白い。普通の職業もある。勿論、ダンサーとか俳優とかも。今更ながら、ちょっと読んで見たいです。http://www.perikansha.co.jp/index.html

▼ましかし、これだ!という道は無いにしても、僕はやっぱり、例えば演劇で言えば、作り手側の人間で、日本の演劇史よりも戦国日本史の方が詳しい(しかもその事実関係に気付いても無い、気付こうともしない)人は、ちょっと嘘っぱちな気がします。当然、それぞれ時間差はあります。時期相応と言うか。小学生がオイディプスを語ってもちょっと怖いですし。ま、別に良いんですけど。早期教育とか。寧ろ生涯勉強。この姿勢を崩したく無いです。演劇的知を画家の絵の具に例えれば、やっぱ画家は絵の具についてよく知ってますから。食わず嫌いも駄目だし、極端な絶食生活も良くないと思います。

▼てな事を膝の裏側で考えながら、実は明日のアフター・トークで脳メモリ一杯な僕でした。しかし!
▼全然関係無いが、突然土曜深夜のローカルエロ番組について物申そうと思い、ググる。そんなことでググってどうするんだ、と思ったが、意外と面白かった。で、カリスマ男優のホームページに辿りついてしまった。どこから血迷ったのか。TDLにてジャングルクルーズ探してたら、いつの間にか金津園に来ていたのような気分だ。うん。で、兎に角僕は鷹さんの日記まで見てしまったのだが、5/24の日記。遂に完成「鷹の手」らしい。俺たちが一生懸命芝居の稽古している時に、こういった手形を一生懸命作っている人がいる。これは紛れも無い真実。http://www.katotaka.com/ ぺにょん。って気分。

▼明日のポスト・パフォーマンス・トークの事だけ考えるためにも、寝ます。情報のセンタクをしましょうー。