人間解体

▼ロボット公演に向けてとりあえずクラフトワークを聞き直している。YMOも同時並行的に聞き直したり勉強していたりする。ためになるか判らないけれど、開き直って聞き直している。勿論21世紀におけるロボットの意味、その辺をえぐらないと面白いものが出来ない気はする。そういう意味ではクラフトワークは間違った選択かもしれないが、まいいや。時代錯誤な作品にするつもりは無いけど、遊び心はやはり忘れたくない。ロボットなんて遊び心が無かったら、思いもつかないはずだから。玩具としての機械。人造人間とか笑えるじゃないか。しかし同時に刹那さも探らねば。とりあえず私は電池に興味があるので、独自の電池論を舞台で表現出来たらと思う。人間は皆切れかけの電池。時に漏電する。そして痙攣。充電。
僕がまだ田舎にいた頃、アイボが最寄駅で展示され、僕は興味そそられ見に行ったのだけれど、アイボを見た僕が最初にとった行動が、アイボの頭を強く叩くことだった。「バン!」アイボの頭がカクンと揺れる。僕はかなり笑った。店員さんはかなり怒った。僕はロボットが嫌いなのかもしれない。世間知らずとロボットの相性は悪い。

▼そういえばアイ・ホールでリーディング公演を観る。名刺作らねば。と思った。

▼時間逆流して、昼のFP会議。場所は中崎町の巣バコ。(R−cafe行ったが混んでいた。残念。また行きます。)いつも資本主義泥沼カフェでイライラ会議してるけれど、巣バコのような場所での会議は精神的に心地良い。ムンクの画集を見ながら相槌を打つ。今年のフラパン、仕事多いです。真剣になると本当に色々仕事が見つかる。仕事はするものでなく、見つけるものだ。昔母が言っていた気がする。「言われてやるのは労働。自分で探してするのが仕事」と。僕は断然仕事がしたい。

探偵ナイトスクープを昨日観た。おばちゃんたちがチャリで滋賀から福井まで行った。あれは良かった。電気アンマの話も文化人類学的に良かった。探偵ナイトスクープの話をブログに書くと、バカだと思われるかもしれないが、好きなものはしょうがない。あれは和む。何せあの番組は探偵の番組なのだ。面白くないはずが無い。しかし探偵に和まされる私達って一体なんだろう。あれは覗き見の感覚だ。世間体のベールを探偵が破き、その穴から視聴者が十人十色の人間性を覗き見る。アルトマンのショート・カッツか!! 今度借りてこよう。