オパフェにて

▼残さんのソロを初めて観た。ぽつぽつとコトバを話す残さん。「大洪水」と言って舞台を去り、その後出てきて「足を食う犬」と言い舞台を去り、また出てきて「魚が跳ねる音がする」と言い舞台を去り、のような感じ。間を作って、観客に想像させて、自分はとても半端な位置でぶらぶら佇みながら、一見すると何考えているのか分からない様子。でも、作り手が発するべき事、受け手が感受すべきことの間で、じっと見られている事を意識しつつも、舞台に立たなければならないんだよ俺は、って感じの姿がとても真っ直ぐで正直に見えた。アナログが消える今、舞台表現ってなんだろうって以上に、舞台表現を見るとはなんだろう、と頻りに考えた。凄く良い作品だった。見れて本当に良かった。なんなら、少し僕は泣きそうでもあったのだ。

http://west-power.co.jp/theatre/sennen.htm
相内さん、かっこいいです。