パブリックスペースがなくなる

大阪府立青少年会館の利用が出来なくなる日が近づいているらしい。僕は何度かあの会館は使った事がある。一番最初にフラパンが大学外での公演を行ったのもパブリックスペースだ。「水被る日」という作品を上演した。その後、「Duck、レスボス、温州蜜柑」をパブリックスペースで、「そここそこそ±あ」をプラネットホールで上演した。稽古場としての利用は殆どしたことがないが、パブリックスペースは僕もとても好きな空間で、床面がコンクリートだから水養生などしなくても、水を使える。

http://fringe.jp/topics/2009/01/031.html

▼大阪のお偉い方々の政策によって、大阪にあった数少ない演劇インフラがなくなりつつある。政治の話をするつもりは全然無いけれど、いよいよパブリックスペースが無くなるのか、といった思いがある。フリンジの記事にもあるとおり、あそこを稽古場利用していた人は多いんじゃないか。どうなっていくのか。他人事には思えない。

▼パブリックスペースは、2009年4月1日以降使えなくなる。そこで、立ち上げたばかりのODCを使って、一度パブリックスペースにてイベントを開催したいと考えている。都合のいいことに、今日CTTの会議があるので、そこで提案してこよう。(会議のダブルブッキングしてるので、深夜になりそうだなぁ。。。)ちなみにODCとは、

Osaka Dead Centerは大阪演劇界の諸々について考えるべく、C.T.T.大阪事務局が独断と偏見によって半ば強引に周囲の心配をよそに立ち上げたコミューン的集まり。C.T.T.上演会と同時並行で運営を行い、よりよい大阪の演劇環境整備を狙う。今後も劇場/作り手/受け手の問題等を、地続きに素直に考察する予定。

C.T.T.とはまた別モノとして考えていかなければならない代物だとは思っています。なので、近い将来独立して、ODCだけが動くようになるでしょう。で、僕は個人的に、劇場でも何でもなくなるものは無くなるだろう、ぐらいにしか考えてませんが、無くなる事で演劇全体が面白くなくなるのであれば、それはどうにかせねば、と思っています。賛同者の方がいましたら、itoあっとfrpn.comまでメールして下さい。