駄目な背中を見せるな

▼昨日の怒りついでにもう一つ。だめな役者についてである。だめな役者ってのは、だめな思想を持っていて、演じることと社会的な常識を持つことと、責任を持つことと、集団性でいることの意味と、といったまぁいろいろなことが全然考えることが出来ない人である。特に、最近劇場プロデュースの作品にうちの役者がちらほら出ているのだが、きっとそういう作品に出場している役者の中に数名、こういった役者の方もいるかもしれない。そういった役者の方ほど、偉そうに先輩風を吹かせて、ちっともすばらしくない思想を勝手気ままに語ったりしているのだろう。「まぁ、うちらはどうせね」とか「あいつ、どうなん?」とかである。(僕の勘違いならすみません。でも、そういった方ほどフリーのまま何年も続けたりして、様々な邪念や現実によって、当初の淡い想いが歪曲されて、最終的に「演じること」を気持ちの良いこと、「集まること」を飲むことと同義に感じ、結果だらだらとサークル活動の変な先輩化しているんじゃないか、って人がいるような気がするのです。)僕ははっきりいって、そういった人たちが大嫌いである。大変苦労をしながら頑張る人たちがいる一方で、何をどう頑張ったのかわかりもしない、適当な先輩が色々いってくるのは、本当にごめんである。僕は別に先輩後輩関係が嫌いだとか、そういうことを言っているわけではなくて、悪影響を及ぼす同業者でちょっと上であることからなにやら偉そうに不機嫌な情報を与えてくる人、ってのがキライなだけだ。素敵なオトナの背中であれば、それを見て僕は頑張ろうと思うものだが、そういう駄目な人の背中は、決して何も語らない。ただ背中だ。悪意ある背中である。(よい面だけを見せる人を信頼するってはなしでは勿論ない。清濁併せて、信頼出来る人が大切だと思う。)以前、いろいろな劇団に出演をしている知り合いの俳優から聞いた話だが、その人はある関西小劇場の役者が大勢集まった飲み会にいって、とことん憂鬱になったらしい。曰く、20代後半、30代前半の人々が、ただの自分たちの状況を嘆きあい、愚痴りあい、一切将来の希望的な話が出なかったらしい。なんてかっこわるい先輩たちなんだ。くそ。書いてるだけで、腹が立ってくる。そういう人たちとは付き合わないのが一番だ。そういった人たちは、色々なBLOGを検索して、すばらしいコトバに出会うといい。役者で、劇研アクターズラボの「方針・目標」カテゴ、未読の人は今すぐに全部読んで下さい。僕は、何度もコピペして、自分ところのメンバーに流していました。