C.T.T.大阪事務局上演会vol.1終了

▼22日、23日と上演会がウイングフィールドで行われました。事務局員の予想をはるかに超える人数のお客様に来て頂きまして、本当に感謝しております。まだまだ立ち上がったばかりで色々とバタついていたりしますが、大阪にCTTの需要がある事がはっきりとわかった。今後も頑張ろう。事務局員内でのトラブルも色々とあったが、まぁゆっくりと頑張っていきたい。今回出演して頂いたのは、劇団_光の領地、劇想 空飛ぶ猫 の2団体でした。合評会ではいろんな意見が出て、本当に良かった。作り手のためになったらば、と想う。

▼Hamletについてずっと考えながら、幕毎の構成を試行錯誤中。とにかく長い戯曲なんだ、これが。どう手をつけていこうか。

▼時間が無い中、日曜日に維新派を観たのであった。僕は大学生のころよく維新派を観に行っていて、初めて知ったのはやはりF先輩からであった。彼女が私に手渡した一本のVHSが維新派のROMANCEであった。とても吃驚した。アンビエントVHSと勝手に名付けて、眠れない、心細い時によくかけていた。で、大学になって大阪港、犬島、奈良と観に行った。その場所へ向かう事が、そのまま演劇になっていたような。グロトフスキーの著作の中で、演劇行為として山登りをしたって話がある。某劇団の人もそういった試みをしていたとかしてないとか。僕も比較的そういった考え方は好きだ。てな事を考えていたら、劇の宇宙創刊号の巻頭インタビューで、維新派の松本さんが行為としての演劇や動詞の話、夜な夜なある町からある町へ歩いていくようなお話が載っていて、とても面白かった。さて、作品であるが、初めて劇場内で観たので、やはりスペクタクル性には若干欠けるものの、個性と無個性といったキーワードで色々な事が考えられた。僕は、家族の食卓?・?で見られた個性の出方、物語の紡がれ方に驚いた。大きなキャンバスに描かれた絵を脳内でゆっくりと繋げていくような、実に濃厚な時間が楽しめた。