朝潮橋で稽古

▼稽古。携帯を忘れる。となりの集会室では、石原裕次郎リバイバル上映回「天下を取る」がやっていた。声をあーあー出すと煩いので、別の部屋へ移動した。ら、そっちの方が広い部屋だった。やったー。

▼割稽古。1時間半ずつで時間を割っていく。時間割。オムニバスの作品は、大変だ。頭の切り替えが必要。切り替えるため、途中牛丼を神藤と栗田と食べる。ブロードウェイのopen runって話が面白かった。良い作品は続いていくシステムがある。ジョン・レノンのミュージカルが大赤字だった。ってな話もした。神藤が持っているNY情報は厚いかもしれない。もっと聞きだして、もっとコネクトして、飛んでいかなければ。

▼20時より通し。全部は通せなかった。美術案について色々と変更すべき点が多かった。考える。

▼京都芸術センターに今年も桜井氏が来る。実技のWSもあるようだ。気になってしょうがない。演出家としての自分がどこまで自分の身体性を把握できているのか。実際、僕もグルーチョみたいな歩き方に憧れるし、寂しい夜で広い空間に居ればあの歩き方しちゃうのだけれど、実際問題自分の身体をじっくりと考える時間は持てていない。役者に指示を飛ばすにしても、身体の事が分かっていないと、かなり無茶な皆に要求をしてしまう事もある。(それが面白かったりもするのだけれど)。演出家として、少しは己の身体を知らないとって想っている。身体と文体、両方を駆使していかなければ。村上龍×中田英寿の「文体とパスの精度」に何か秘密は隠されてはいないだろうか。