客演制度、嘆息

▼花一匁という遊び唄がある。勝った/買った、負けた/マケたでお馴染み、人買いソングであるが、今日はこの唄を口ずさみながら客演制度について考えてみたい。
France_panに客演した事がある人をまずは心の中で列挙してみる。順不同。すると、まぁ勝手にあの人やこの人の顔が浮かぶわけだ。『あの子が欲しい、相談しましょ、そうしましょ』、といった形で、結果的に彼/彼女たちはFrance_pan客演として出演していただいた。本当に有り難い限り。しかし、やはり人間同士、好き嫌いや馬が会う/会わない(誤字)といったやり取りがあるわけで、これは必然的に相互の距離感を伸ばしたり縮めたりする一番の要因になっている。私も実際、客演して頂いた方でどうしてもイライラしてしまう(苦手意識の)人がいる。その方の名前をここに論っても面白いのだが、あとから何かと問題になるのは困るので辞める。ただ、僕が嫌いな人種に共通して言えるのは、彼らの挙動がしばしば曖昧・挙動不審だということ。英語でバッドルーザーという表現があるが、彼らは総じてバッドルーザーを気取る。「気取る」というのが重要な点で、彼らは特に何も負けていないはずにも関わらず、精神的に勝手に負けていると思い込み、好き嫌いのベクトルを神妙な面持ちで懐に隠す。好きなら好きと言ったらいいじゃないか、といった極めて恥ずかしい話をしているのではないが、別に大して好きでも嫌いでもない人と付き合う上での距離のとり方ってあるじゃん、って話である。しかし、何故こうまでして私がこんな愚痴を書いているのかというと、最近France_pan所在地をHPに表記しているので、PPT付き合いのあった方々やWSで顔出した等、各方面で招待状を頂く事がたまにあるのだが、客演して頂いた方からそういったモノを貰った事が全く無く、それがちょっぴり残念だと想う僕はとても傲慢だと想う、って事を告白しておこうと想ったのだ。ま、彼らが送らない理由は二つ考えられる。 ①何でお前に ②どうせ来ないだろ この何れかの理由で招待状は送られない。本当に見たい公演であれば、僕も自ら赴くのだけれど、何だろう、案内さえも送られない場合が多々ある。France_panからの案内が彼らに行ってないからなのかもしれないが、きっとじゃれあい芝居を見に行かなさすぎて、皆距離を感じ始め、そしてFrance_panの公演さえも来てくれなくなる、といった悪循環かもしれないが、ん〜〜〜。どうしたらこの悪循環を止められるのだろうか。こないだ「プロフェッショナル」に指揮者の人出てて、歯車が狂った時に1:100になるから、本当に寂しいみたいな発言していたけれど、この狂った歯車は実際問題止められないものなのだろうか。ちなみに、その指揮者は、そういった歯車が狂ってしまった会場やその土地には、自分からも行かないしオファーも二度とこないときっぱり。嫌だなぁ、そういうのは。「絶縁」という言葉程、不幸な言葉は無い。なるべくなら丸く薄くやってもいいじゃないか。と同時に、ま、そんな事どうだって良いとも想う自分もいるのだけれど。てか、寧ろこっちの気持ちの方が強いのだけれども。『この子が欲しい、この子じゃわからん』ぐらいの薄さで、もっと馬鹿になりたい。なぁ、どうなんだ、その辺、N君、O君。