今回の作品でお客様に伝えたいこととは何か?

▼といったタイトルで、前向きなぶろぐに書き込みを随分前にした。加筆修正して、下記にのっけてみる。どうやら、ぶろぐのアクセスが若干悪いみたいで。是非皆さん、覗いてやってください。かなりうちの役者が自由に書いております。ま、いいや。さて。

『今回の作品でお客様に伝えたいこととは何か?』という質問がブログ管理者濱本から来ましたので、上手く返答できるか判りませんが、返答してみたいと思います。
伝えたいことを「テーマ」と考えた場合、僕はテーマとかあまり好きではないので、そんなもの無いという回答になります。「テーマは世界平和!」と言うべきなのは情報屋であって、実作者はそんな事言う必要は無いと想う(そもそも恥ずかしいはず)。これは別に、実作者に作品の説明責任が無いって意味ではない。現代劇をやる以上、作り手にはそれなりの理論武装が必要になってきます。演劇パトロンなんて殆ど存在しない日本では特にそうだと思います。

とは言うものの、大衆レベルでお客様にチケットを直接販売する場合(小劇場の場合、チケット売上の殆どが手売りらしい)、どうやって今回の作品をお勧めするべきだろうか。この作品は、お薦めステージ紹介ポータルにて紹介して貰えるのだろうか?(話は逸れるが、CoRichと言うサイト、演劇制作界的に大変画期的な事をしたらしいですが、結局重要になってくるのは、良い芝居を見つけるってことよりも、信用に足る目利き(評価者)を見つけるって事だと想う。)

さて、お客様の反応を想像してみましょう。「前向きな死に方」前情報で。

・死の話らしいよ。
・暗い話らしいよ。
・前向きらしいよ。

こんな感じでしょうか。

余りに少ない情報もなんだし、別に不都合な真実は無いのであるからして、少しだけ物語の話に入っていきたいと想います。今回、死にたがってる人(仲山)が話の中心に出てきます。その人の死への欲望(タナトス)を積極的に認めてあげる人(橋口)も出てきます。そして死にたがってる人の友達(河野)や、変なおじさん(ポン引き)、元彼女(佐野)などが出てきます。

2年程前、小田マサノリ氏らが発起人となって立ち上げた「殺す・な」に準じ「死ぬ・な」なのかどうかは、見てのお楽しみ。どっちに転ぶにせよ、前向きに転んでみたいと想います。

▼今、ちょっと深夜深夜してるので、疲れてきて色々書き込めないですが、今回の作品、是非とも多くの方に見てもらいたいです。本公演前は、基本的にこうした文句が連呼され垂れ流されますが、今回は本当に、十回目だし、とかじゃなくて、久しぶりに僕も出演しますし、とかじゃなくって、僕自身、なかなか良い作品が仕上がっているのじゃないかと想っているので、是非観に来て見て下さい。チケット予約、結構来てますが、まだまだ空きは十分ございます。今までのFrance_pan観た事のあるお客様も未見のお客様も、皆さん、前向きに死ぬって何だよ、って想った瞬間があったならば、ちょっくら精華まで寄って下さい。なんばです。で、ペアがお得です。当日ペアはありませんので、ご注意を。待ってます。ただ、デートには、、、、ん〜。(なのに、意外にペアが売れている。。。)