キタノ

▼今日は一日中稽古があったのですが、夕方で切り上げた。戯曲を書きたいってのと、同じ稽古を繰り返しすぎるのは、悪循環に陥りかねないから。そして、本日、濱本がインディペンデントシアタープロデュース#10のオーディションを受けに行った。夕方以降あったそうで、それまではうちの稽古場にてうちの稽古。その後、僕が強引に「テキスト見せてくれ」と言って、見せてもらった。裏事情ってわけでも無いだろうから書くけれど、そこには隕石少年トースターの山内氏が書かれた台本が2ページ。それをオーディション用に使用しているという流れ。ふむふむ。ほー。オーディションには結構な人数の役者さんが顔を連ねたそうです。オーディション見たかったなぁ。

▼日曜日、眠気覚ましにバトルロワイヤルを見る。特別篇(?)。やっと見たぞ。なぜ今? しかし、キタノって役名がいい。勿論、彼の演技も良かった。とりあえず、僕はキャラの役名作りをいつも悩む。ポール・オースターが幽霊たちで色の名前で役名決めていて、ペンギンプルペイルパイルズの倉持氏がその手法をそのまま「ワンマン・ショー」に使っていた記憶があるけど、脚本家にとって、最初の役名決めは、意外に決定的。モサコって名前の子が俊敏に動かれては驚くだろうし、みたいな。別役さんの台本は男1、男2、と順列が比較的多い気がする。この効果。さてさて、誰を登場させようか。何を登場させようか。

▼茂木さんのブルータスを電車読み。中沢さんとの話が面白かった。あと、将棋の話も。勝ち負けでない。そうだそうだ。でも、そのまんま東の7万票差は、あきらかに「勝ち」なんだろうな。

▼そういえば、随分前になるだろうか、シアトリカル應典院からsalutという冊子が届く。優秀劇団に選ばれた経緯や僕のコメントが載っている。正直遅いなぁーって恋煩いしていたら、劇場側曰く「昨年末、制作Mさん宛に送ったのですが」と言われた。M君、僕全然聞いてないぞ! ま、色々M君にもお世話になっているから良いのだけども。

▼そして僕の超生意気な「優秀劇団に選ばれて提出したコメント」を載せておしまい。

ほうこうほうこうほうこうまぁち/咆哮彷徨砲口待値

宇宙と演劇を愛する皆さま、こんちには。2006年度SPACE×DRAMA(以下SD)にて優秀劇団に(何故か)選ばれましたFrance_pan主宰の伊藤拓です。SD終了して幾月も経て、受賞理由も明文化されないまま、SD特設サイトは無言消滅、いつの間にか私たちは優秀劇団に選ばれました(ようです)。ぷかぷか浮きながら私たち君臨してます、何かその辺に。あははー。これが、大阪の演劇界の(よろしくない)現状です。でも来年度のSDには、どんな(よろしくなくない)団体が挑むのか、とても楽しみです。飛び込み、潜水、息継ぎ、ぷはー。季節はずれの浮輪をめぐって争う水泳大会。みんな、潜水中。そして過呼吸な僕。とりあえず、待とう。