雑魚寝で年越しだった。あと宣伝。

▼昨年のFP的最後のイベントを綴ってみたい。12月29日にFP忘年会があった。比較的仲の良い客演さん(酒飲んで鬱陶しいぐらい豹変したO君)やスタッフさん(いつもお世話になっております)が集まり、8名ぐらいで焼肉を食べた。でも、終電の時間になっても誰一人帰ろうとせず、全員で近くの加藤の家に流れ込んだのだった。ちびちびやりながら飲んでいたが、AM3時付近、そろそろ皆眠たくなったときに、なんとメンバー全員(もちろんスタッフさん含めて)雑魚寝をして横たわりはじめた。いや、本当に電気消して少ない布団を共有して雑魚寝して、修学旅行みたいにワクワクしながら。何だろうな、あの力は。あの力の源は。

▼改めて考えてみたとき、FPメンバー全員(濱本はとあるバーにてコント、神藤はNYかメキシコのため不参加)が雑魚寝している場面は気味が悪く恥ずかしく、FP主宰としても、なんかこれ、大丈夫か?、と想い、ここにいてはならぬ帰らねば、と勝手に判断、寒い中独り帰った。いや、しかし、電気消して、布団にまみれ、皆でわいわい雑魚寝して騒ぐような演劇集団があるだろうか。あるのだろうよ。でも、ちょっと怖い。でも、微笑ましい。そう考える自分もまた怖い。何だろう、あの力は。

▼ここでいきなり宣伝です。この劇場この団体がワークショップ+ショーケース企画を行います。演目はギリシャ悲劇「メデイア」。ここにFrance_pan加藤智之が役者として参加し、鈴木メソッド等を鬼のような稽古期間の中やっております。1月7日(日)がショーケースで観劇者募集中です。詳しくは、ここ。鈴木メソッド知らない方も、ギリシャ悲劇知らない方も、是非是非お越し下さい。

▼で、そのアリス零番館−istにて行われるmmstの企画だが、mmstの方々とは多少お付き合いがあるので、僕も稽古場見学に行ってきた。良い意味でとても壮絶な稽古風景で、これは是非他のFP役者にも体験して貰いたいと想った。演出家百瀬さんと飲んだり話したりする事は多々あったけれど、改めて稽古風景を見させてもらった事は無かったので、とても興味深かったし勉強にもなった。ちなみに、加藤の声は基本的にか細く弱いのだが、加藤に木刀を握らせて、相手に向かって声を出す稽古が繰り返したとき、彼の声がとても変化した。あの変化は凄かった。まさに鈴木メソッド真骨頂を見た気がした。あとは、やっぱ丹田。プライベートで僕はお灸を据えるのだが、やはり丹田は名前も効果も何かと凄い。下半身、万歳。