エンジェルダスト

▼起床して伽奈泥庵へ。益山寛司氏の個展を観に行く。青色がとても印象的な素晴らしい絵が白い壁に五枚。ランチを頂いて、益山氏の戻りを少し待ってみる。最終日なので、いはるかなと想ったが、店主さんに聞くところによると戻りは夜らしい。待つのを諦めて電車乗って自宅へ。おつり袋が可愛い。そのイラストを描いた人は元村八分のドラマーらしい。うぶな僕仰天。

▼一時帰宅前に地元の図書館へ。劇団ひまわりの事務所の前にあるあの図書館。昔あの辺で働いていた頃は、毎日のように通ったが、今は仕事場が南の方なので、殆ど行ってなかった。久しぶりにあの図書館へ行くと案の定子供の泣き声がした。数ヶ月前?Lマガの図書館特集でそこの図書館は紹介されていた。植物園も若干かねているみたいな感じで。樹と本。面白い関係。数冊の本と二本のVHSを借りて、業務用スーパーへ。ホウレンソウが3束で150円。大根は50円。面白い関係。

▼そして今日の稽古。半分は身体中心、半分は頭中心。(誤解を招く二元論)。今回は僕も役者として出るので、一杯動いた。着替えた。恥かしかった。
講義では、メメント・モリについてやる。と言うか、今回の芝居は「死に方」を扱うものなので、メンバー全員で死についてあれやこれやと考える時間を持つ事にした。で、この日は手始めに完全自殺マニュアルの冒頭の言葉と、小田マサノリ氏が書かれた死に関する小論(フィルムアート社 Practica"クリエイティブ・アクション"収録)をあれやこれや。加藤も本條もとても良識のある人間なのかどうかはしらんが、完全自殺マニュアルを手にしたのは初体験。二人の純真な反応が何かと示唆的。

▼帰宅後、ネット検索したら、自殺マニュアルの著者鶴見氏がこんな発言をしていた。しかもこれ今年の7月。最後にある発言は、受け手側にとっては想定内の言葉だけれど、実際に出版から13年経て、改めてそれを頭に入れてマニュアルを開くと、何だか不思議と胸が熱くなる。