500円で見れる芝居

▼小屋入り二日目。今更ながら、11月3日から「スペアー」と言う名の公演がはじまるのだけれど、って全然今更の人も今更じゃない人もいるでしょうが、一応今更って事で、兎に角11月3日の昼公演は、ななななんと、500円で公演が観れます。格安です。是非ともブログを個人で書いてるような子や、口コミ力の強い子に来て頂いて、頒布させて欲しいです。スペアーという公演が、11月13日までやっているという事を。口コミ宣伝って本当に凄くて、災いの元でもありますけれど、口車に乗せられて、進む月度があってもいいじゃないか。そんな11月度にしたい。

▼スペアーブログにMC本日が叩き風景をUPした。これ、大変面白いので、是非見て欲しい。

初めて動画をはっつけてみた。なるほど、こうできるのだな。こういう動画を頑張って勢い作っちゃうMC本日は実に愛らしく、大変素敵だと思う。いつか、彼のリアルポストロックを是非是非どこかにUPして欲しい。先日のブログでも書いたけれど、あれは実に感動的です。

▼小屋入りして、様々な人にお世話になっている。皆様のご協力・努力があってこそ、1時間15分予定の「スペアー」は上演される。そういった部分に思わず涙ぐんでしまう私は何だろう。と言うか、製作過程そのものが作品みたいな三ヶ月間のラッシュを走りまくっている感じなので、このまま走ってぶっ倒れたいと思う。倒れるなら前へ。

▼と言うか、美術の面白さのため、役者がとてもいきいきしている。肌がツルツルになっているような、いきいき感がある。空間によって人はいきいきするんだという事を再確認。舞台芸術は正に空間芸術だ。美術のサカイさんと美術を立て込みはじめてから、養老天命反転地と言う場所について、少しだけお話したけれど、実は僕はそこが地元で、大変面白い場所にも関わらず、其処に行った事が無く、改めてホームページなど検索すると、養老天命反転地のサイトには、使用法と言うページがあって、大変面白かった。受け手に能動性を求める一つの手段として、取扱説明書(以下トリセツ)を提示してしまう方法がある。もしくは、全くトリセツを手渡さない方法(自由に座らせ自由に見せるetc)もあるけど、芸術は基本的に、二つのベクトルの接点をするする行ってるような気がする。チラシイメージも宣伝文句も口コミ情報も全てがトリセツの一部だ。しかしトリセツに寄り掛かり過ぎると自分の脳が出来てこない。トリセツに寄らず、自分自身の意見を述べるためには、やっぱりある程度の能動性は必要だし、カフェが文化を華やがせるのも、何かを「語り合う」からであって、答えを希求する態度の有無は問題じゃない。急いでもしょうがないので、気侭に語れば良いし、何かを「語り合えない」友を、気心が知れない仲だ断定するのも良くない。今も昔も、独特な距離感を楽しんでるような人は少なからずいると思うし、突然接近戦で来るような人には、やはり僕もかなり抵抗感を覚える。まぁ、Aさんの持ってるメジャーとBさんの持ってるメジャーは、全然長さが違うという事だ。そういった事をちゃんと理解しているのとしていないのとでは、かなり大きな違いだと思う。僕の10mは彼の1インチかも知れないし、彼女の20kmは僕の2mmかもしれない。身近な人で考えてみてください。その人の1ヤードはアナタの・・・?

最近、文章が五月雨ててすみません。十一月。