苦椒醤

▼久しぶりのOFF。仕事帰りに大量に食材を買い込む。しかし、生の食材を買うのって本当に癒し効果がある。袋詰めされたブナシメジが100円とかで購入できた際は、どこかしら有機的な幸せを感じる。僕は殆ど業務用スーパーにしか行かないのだが、そこで韓国直輸入のコチュジャン(苦椒醤)を発見。思わず買ってしまった。

▼大学寮生活時代、本当にコチュジャンにはお世話になった。あの独特のパワーには頭が下がる。帰宅後、コチュジャンを入れた鍋物を作って独り食したが、風呂上り気分になった。爽快。ビールも買えばよかったな。

▼苦椒醤の字面にも圧倒されるが、その味からくる赤いパワーを再確認。いや韓国ってすげーんじゃないかな、と再思考。ネットで韓国で検索をかけ色々探る。コチュジャン使った諺など無いかなぁと思ったが、別のもので面白いモノを見つけた。日韓での慣用句の微妙な違いが実に興味深いのだ。例えば、「あとの祭り」と言う慣用句。韓国語では、「행차후의 나팔」。直訳すると「行列の後のラッパ」。何だこの妙な感覚は。これこそ文化衝撃。知的好奇心びんびん。差異って何て面白い。興味深いものを何点か羅列しよう。

石の上にも三年 한 우물을 판다 一つの井戸を掘る
一寸の虫にも五分の魂 지렁이도 밟으면 꿈틀한다 ミミズも踏めばピクリとする
善は急げ 쇠뿔은 단김에 빼라 牛の角は一気にぬけ
泣きっ面に蜂 엎친데 덮친다 倒れたところに覆い被さる

なんだか妙に元気が出るじゃないか。マッコリマッコリ。こんなつまらない事言っても笑えるほどの元気が出たのであった。感嘆。
http://www1.ocn.ne.jp/~keongook/kotowazajiten.htm