▼朝は雨が降っていたらしい。だから起きたのが12時になったのだ。そう信じたい。そんな土曜日。体調は徐々に元通りになってきたが、やはり「ぶり返し」が何か音だけでも怖いし、「ぶり返し」のイメージに畏怖の念。早く完治せねばと思い、12時30分からネットで近所の内科を検索。すると一件近くで良いのがあるではないか。私は早速そこへ向かった。しかし、その病院を目前に絶句。滅茶苦茶汚れた寂びれた病院なのだ。何だこれ?黒澤監督赤ひげが一瞬頭を過る。ん〜、大丈夫かなぁ。。。看板が8割以上捲れている。ん〜。怖い怖いって思っていたらいつの間にか12時50分に。心配になってきたので、一応電話すると、とても素敵な声の女性が。「はい、○○病院です。」「あの、まだやってますか?」「もう受付は終わりました」「・・・はい。」

▼僕は泣く泣く薬屋に行って、一番高いユンケルを購入。それをガストランチと一緒に胃へ。ガストで一番高いユンケルを飲む緊張感がMの僕にはとても気持ちよかった。

▼昼からMっ気だしてから、稽古へ。昨日KAVCで3 pieces 三作品まとめて通しをしていたので、僕はかなり今日の稽古は気合が入っていた。で、その気合はちっとも無駄でなく、大変良い稽古が出来たと思う。

▼ラストでのしかけを助手のキヤと役者の大石君で話し合う。外へ出ていろいろと実験。フラパンはとある小学校で稽古しているのだが、土曜日の昼からの稽古だと、よく小学生と遭遇する。今日遭遇した小学生は小3ぐらいの少年二人とその少年の妹らしき少女。三人はとある区画の校庭を水浸しにしていた。で、僕が「何作ってるの?」と聞くとこう答えた。「国!」「・・・」思わず絶句。かっこいい。国作ってるのか。コドモは夢が大きくて素晴らしい。そんな話もあったりして。

▼稽古の中心は本條マキと大石君のシーンだった。嶋尾のシーンも稽古。嶋尾には「笑い」という難題を突きつけているので、今日嶋尾は大変困っていた。自力で笑いを考えても、これほんま難しい。笑いほど体温感じる芝居は無いと思ったりするし。僕は芝居がよくできる人を少なからず知っているが、その人たち全員が上手いツッコミをする、上手いボケをかますかって言われれば全然違う。役者と芸人はやっぱり微妙に違う。その辺のコンセンサスを取ってからじゃないと、中々厳しい稽古が続く気がしたので、今日はその説明を一応したつもり。ちゃんと理解してもらえただろうか。。

▼チャムさんの独白シーンが凄くよくなっていた。先日役者全員にメールで演出指示を長々とメールしたが、その効果だろうか。大変嬉しかった。ある意味凄く目立つだろうと思う。

▼本條マキはそろそろ戯曲の意味、役の意味を解釈しはじめ、発する言葉と身体性ががっちしてきた。大石君とのシーンも順調に稽古が進み、嬉しい限り。しかしあと一週間。30分作品だけど、重みのある作品が仕上がりそうです。