語句

▼最近、タイトルが全くの遊びになっている。しかも退屈な遊びだ。遊びは基本的に退屈だからするものなのに、その遊び自体が退屈になってしまったら、これはもう何がどうしたものやら。でも、退屈な遊びを延延と続けると、これはちょっとした自己満足的トランス状態になるってもので、一興。

▼稽古についてたまには書こう。KAVCチェレンジシアター参加作品「Re:ビョーキ」の稽古だ。30分と短い作品なので、さくさくと稽古は進む。しかも今回、僕がいつもと比較して異常なスピードで台本書き終えたので(演出助手の存在があったからです。永田感謝。)、稽古ってこういうものだったなぁ、といった稽古が出来ている。何を今更だけれど、舞台が立ち上がってくる実感を得ている。稽古が楽しくてしょうがない。
スタッフ面では、今回外部発注が多く、音響さんも照明さんも舞台監督さんも長くやってはる人々で、ある意味大変緊張している。照明さんとは事情ちょっと会えてないが、クロムの人と言う事もあり、妙に安心している。音響さん、舞台監督さんとは既に会った。音響さんは、アトリエ劇研の宮田さんという方であり、大変素敵な人だった。舞台監督さんは、以前本條が客演していたcamp.06で一度面識だけあった。面識があった分妙な距離感がある。僕がやろうとする事は舞台では危険らしく、それを少し咎められる。でも、意地でもやりたい部分はあったりする。擦り合わせなければ。そして今回映像を多様するつもりだが、なかなか映像担当のgyuと会えていない。ちょっと心配。彼は中々面白い人物。またじっくり呑みたいし、語りたい。最近音信普通。ん〜。

▼役者について。やはり本條が固い。やはり彼女は常に発信が遅い。国語力があまり無い。しかし彼女にはそれを覆す並々ならぬパワーがあるし、何かを感じる表面的センスは抜群に良い。それが良い所でもあり、悪い所でもある。全然僕の欲してないベクトルで並々ならぬパワーがでると、一瞬演出家も迷う。あれ?これでいいんだっけ?と。でも、アンサンブル想うと、やはり少し彼女の演技はずれていたりもするのだ。修正していかなくてはならない。
大石君という役者がいる。彼は凄くラーメンズの小林に似ている。僕はそう想っている。こんな事書くのは変かもしれないが、憎らしいほど男前だ。笑いが好きらしい。今度僕とコントしようと言ってあるが、本当にやってくれるだろうか。優しい男なので、なかなか上手く怒れない。以前、人に対して余りに怒らないから、消しゴムに怒れ、といってワークショップをした。消しゴムに対して滅茶苦茶大石君は怒っていた。思わず笑ってしまい、申し訳なかったけれど、あの情景は今でも思い浮かぶ。
チャムチャチャイと言う名前の役者も出る。彼は僕が凄く気になっていた劇団、「みどりのうにょうにょしたもの」と言うところの役者さんである。もう冗談まっしぐらだ。劇団名といい彼の名前といい。冗談な人柄ってのは、ひとえに凄くいい人が多いが、チャムさんもそうだ。滅茶苦茶いい人なのだ。京都から稽古にきてくださっている。本当にありがたい。
嶋尾明菜という役者。彼女はフラパンに役者したいと応募してきた素晴らしい女性。梅田で会ったとき、色々と話したのだが、やる気に参った。やる気溢れる女性です。運動好きらしく、初顔の時、ちょこまか身体を動かしてストップするのが上手だった。学生劇団にちょい前まで所属していたって事もあり、少し若い風が吹く。でも、僕はアンチ・学生劇団からフラパンを立ち上げたって事もあり、彼女から若い風を抜こうとしている箇所も多々。勿論、若い魅力はキープしたまま。先日彼女から、独白の対象は?、と言う質問をメールで受けた。こういうやり取りは本当に楽しいし、ためになる。嬉しいメールだった。
そして今回僕も役者として登場します。長いセリフがある。ん〜。全然やってない。でも、役者をするのは実は好きだ。同時並行すると、中々他の役者にダメを出せなくなる。しかしダメだしって嫌な言葉だな。よくするけれど。
演出助手の永田キヤについて。彼女がフラパンに来てからフラパンの体制が物凄く良くなった。いや、これ本当に。凄く動ける女です。エロ担当って事もあり、僕の得意分野を持っていかれるのかと心配ですが、エロい女性は好きなので、何ら問題は無い。まだまだ一緒に呑み明かした事は無いので、今回の打上が楽しみ。エロ本性発揮して欲しい。

▼何だか冗長な文章になってしまった。たまにはいいか。と想ったけれど、案外いつも冗長かもしれない。ん〜。いいじゃん。別に。

▼演劇は集団作業。その集団を束ねるものは何か。FPメンバー増員中で色々な事を考えた。勿論所属お断りも含めて。僕は基本的に強引に参加させる事はしたくないと考えている。魅力を感じ、何らかの決心をし、何かを斬り捨て、それでも所属を願うならば、じゃ来てよ、って感じで。どこかへ所属すると責任がでてくる。責任逃れをする人々が多い気もする。いや、モラトリアムである期間は人それぞれ。僕は何も文句が言えない。若気の至りで動くならまだしも、至る気だけの若者が多い事多い事。フィクションの話だが、うちの公演が何月何日に行なわれるかも知らないモノへFP所属を求めていた、と考えたら僕は情けなくなるな絶対。悔しいなぁ。でかくなりたいなぁ。ざまぁ見ろって言いたいなぁ。強引に引っ張って、ぬるい頭かち割ったりたいなぁ。それからポコンと何か生まれるかもしれへんし。今度来たら咆えたろかしゃん。無視して突っ走る程の力が欲しい。よし、雨の中レンタルDVD返しに行こ。