初診料

▼歯医者へ。初診料で820円も払ったが、正直何もしてもらっていない。僕の歯を見て、「あー、15分じゃ無理やねぇ。次回にしよう」で終わり。で、820円。次回診察日を尋ねられ、「いくらぐらいかかります?」って聞いたら「わかりません」とぬかす美女。久しぶりに激怒。帰宅してネット検索かけて別の歯医者へ。こっちは良心的。美女ではないけれど、もうそんな事どうだっていい。僕は歯を気持ち良く治したいだけなのだ、と気付く。

▼毎度お世話になっております図書館へ。時計仕掛けのオレンジのサントラを借りる。あー、俺遅蒔きだが感動一塩。自分の作品[そここそこそ±あ]を思い出す。
そして書物だが、何故か今日は異常に演劇人を気取ってしまい、演劇関連の本を借りてしまう。しかし如何せんそれでかいよ。何だこれ。過剰に大きい。貸し出し禁止にしたっておかしくない。「20世紀の戯曲Ⅲ 現代戯曲の変貌」。巻頭のかぶき→歌舞伎への指摘などが面白い。これだけ極厚の本を見ていると、スタジオボイス2月号の批評特集ページで世代間での「教養」への手の伸ばし方が違うみたいな話を思い出す。正直あれだけの戯曲を読むのはしんどいから、批評本を読み全体把握に努めるんだけど、これは良い事なのか、悪い事なのか。。。西島大介氏のiTMSでイントロ聞くだけで世界中の音楽を聞いた気になっちゃうって発言が案外重要だ、と気付く。

▼実際、CD聞くときでもオムニバスCDの割合を普通のアルバムCD20枚中1枚ぐらいにしておくと、何だか妙に気分が良い。ただ、個人的な話だと、ジャズのオムニバスはちょい許せない。幾つか持ってますが、あれを流すときはカフェオーナーの気分に徹してBGM化させる。

晩成書房に本を注文メールしたが、ちっとも返信が来ない。おいおい。本気で晩成ですか?

▼口数多い。酔ってます。そういえば、先月の話で恐縮ですが、茨木のり子氏が亡くなったそうです。僕は今日まで知らなかったです。。。嗚呼色々思った。茨木のり子「詩のこころを読む」は本当に良い本でした。僕の言葉に対する感受性は多少なりともあの本に負っているはず。想い出に浸りながらちまちまと検索続行していると、「自分の感受性くらい」と言う一篇のこれまた素晴らしい詩に触れる。何度も読み返す。