クスリ

仕事中、頭がくらくらしだす。不規則な生活が続いているせいだろうか。
ぶっちして辞めたバイトの子の机から風邪薬を奪い服用。それは会社から配給された薬。社会人すげー。

帰り、薬局による。
どうして駅付近のシャンプーとかも売ってるよぉ〜的大衆向けチェーン店薬局って女性の匂いがぷんぷんするのだろう。入るのちょっとだけ恥ずかしかったりする。けど、いい匂い、あはぁ〜。

僕は薬をささっと即買しない。じーっと成分表を眺めている。全然理解出来ないけれど、値段の違いで成分量違うのかな? とか思って、じーっと薬を見ている。それが楽しい。なんだかよくわからないけれど、職人になった気分なのだ。で今回購入したのはビタミンCとビタミンBmix。20日分入っている。毎日飲んでみようって思っている。何だか気分がわくわくした。こんな事で一喜する僕は愚かで幸せだ。今週のテーマはとりあえず健康。

そういえば最近料理番組を見ていない。僕にとってあれはかなりの癒し効果がある。(高校生の頃は、独り録り貯めた「一人ごっつ」に癒し効果を求めた)。不必要な映像効果も音響効果も何も無い、淡々と料理を作るだけの番組。森達也がインタビュー本で「TVは基本的に足し算」と言っていたが、料理番組は基本的にその場の状況が生のまま伝えようとする点で素晴らしいと思う。魚を切る音、こつこつ煮える音、フライパンのじゅわーって音、ゴマを擂る音などなど。(この辺りの事考えてたら、「ダンシング・オールナイト―グルーヴィな奴らを探せ! 」を読みたくなった。確かあの本でも料理番組の癒し効果についてほんの少しだけ言及していたはず。違うかな?)何はともあれ、料理番組が見たい。と言うか、料理番組の事を考えていたら、だんだんと料理番組を実際にしたくなってきた。手持ちカメラで、ドキュメンタリーとしての料理番組。ドグマ95に申請しようか。ノンナレーションで。ただ料理を作る。居間から誰かの奏でる音が聞こえてきてもいい。料理人がついつい踊ってしまってもいい。てか料理人よ踊れ。卵焼きがスクランブルエッグになっちゃった、みたいな踊りが見たいかも。みじん切りされるキャベツなんて、完全にグルーヴしてるもんなぁ。