高木からVISUALBUMを借りて観る。最初から断っておくが観てなかったとかそういう事ではない。私はVISUALBUM出て即観た口の人間だ。私が高校生の頃だろうか。一人ごっつに関してもそうである。地元では夜中の2時か3時に「一人ごっつ」が放映されていた。確か水曜の深夜。毎週欠かさずビデオ録画、しかもCM消すために「生録画」!そんな言葉あるかどうか知らないが、私は毎週「一人ごっつ」を「生録画」したのだ。それぐらい松っちゃんフリークなのか、と言ったらそうでもなく、基本的に私は「おっかけ」が出来ない恥かしがり屋さんである。でも、「坊主」はすぐに買ってしまった。それを高校生の時に好きな女の子に自慢してしまった。すぐに買ったぶりを自慢したのだ。情けない。(ちなみに、その女性は私の持っていたかなりかなり希少価値高いだろうビデオ、ジャック・タチの「プレイ」だったかな、を持っていってしまった。。。「頂戴」と言われて「・・・うん」だった)

何だか松本人志ラブクロニクルな様相を呈してきたが、気にせず進もう。だって好きなんだもんっ。で、VISUALBUM。OUTTAKE集が一番面白かった。松本人志の真面目にコントを作るさま。貴重な映像だ。有難う高木。買ったお前は偉い。借りる俺も偉い。ジャイアン発言on土管。

思えば、私が高校生の頃、松本人志の「一人ごっつ」で笑えるか否かで、廻りの友達の笑いレベルを計ったものだ。笑いの試金石の一つとして「一人ごっつ」は機能した。「伝染るんです」などもそういった機能を果したと想われるが、「一人ごっつ」はどこまでも一人だった故、孤高の輝きを放っていた。独りごつ故に視聴者がつっこんであげないとあの番組は成立しない。ツッコミはリアクションでも能動的理解でも何でもいい。あの番組が全くわからない人は、ボケが発する笑い(生)を理解せず、ツッコミが為す説明(加工)を理解して笑う人なのだろう。生→加工の過程を楽しむ人もいる。純度の高い生の笑いを認識出来ない人たちはきっとコミュニケーション能力に欠けている。てな事まで考えちゃった時期だった。高校時代。間違っているのかどうなのか。今でもわからないが、私は風邪で独り寝込んでいる時、かならず自分が撮りためた「一人ごっつ」を観て眠ったものだ。

VISUALBUMの話だった。楽しそうだ。ひたすら楽しそうだった。
以前、クイックジャパンで「ごっつええ」特集した時の浜田のせりふが今でも印象的。前も書いたけども。あれ? 書いてないかな? 中島らもエッセイの臭いしてきたな。やばいな。重複してもいいので書く。

ハマ笑に関しての発言
浜田「俺がハゲズラかぶっとかなあかんなぁって。まだまだかぶっとかなぁって想ってね。」

「ミックス」のOUTTAKE集を観て、役者業にもうちょっと火をつけようと思った。