大小

助成金の季節だ。みんなが助成金に向かっている。助成金申請書類を書いていても、色々と気付かされることがある。それは、自己アピールの方法についてであるが、小さな文字で何百文字書き連ねるのと、大きな文字で数文字書かれているだけのアピールについての考え方の違いについて結局考えているのだ。けれど、今の時代や応募書類の多さを考えたとき、大きな文字で数文字書くだけのアピール方法をついつい考えてしまいがちである。いやいや、これでは誠意が伝わらない、やはり何百文字、何千文字書いてやろうと思っても、結局は外見の訴求力に小さな何百文字は負けてしまうのではないか?と邪推。実際、担当者の方がちゃんと目を通しているのかどうか不明ではあるが、ちゃんと目を通しているはずだと信じたい。しかし、応募総数が例えば500通だとして、皆が500文字書いたら、全部で250000文字だ。二十五万文字である。10人が書類に目を通しても、一人二万五千文字だ。そんなに読むだろうか。さらっとスルーして大きな文字で「○○戯曲賞受賞」と書かれていればOK棚に入っちゃうんじゃないだろうか、とか子供みたいな事ばかり考えていては申請書類に何も書けなくなってしまうので、こういうときはちょっと阿呆になったつもりで、自分を高ぶらせて、一気呵成に書いてしまった方が良い。その後遂行を重ねて、全体のバランスで決めれば良い。と考えている。

▼関西で気になる演劇の、見逃した作品の、よく書けている劇評をいくつも束ねて読みたい欲望に駆られる。関東のものは、誰かれ書いていて、検索したりすればすぐに見つかるが、こっちのはなかなか出てこない。っていうか、僕があまり知らないだけかもしれない。誰か、関西の演劇作品の劇評が色々と読めるBLOGなりサイトあれば、教えて下さい。という質問をどこかに書くべきかもしれない。

▼突然リンクを張りますが、 http://www.flowerwild.net/2006/11/2006-11-08_133443.php データベース化の幻想という箇所は、はっきり言って演劇の話をしているといっても過言ではない。動体視力の良さとは何なのかについて、ちょっと考えた。