▼ぽにょ見たぁ!!! と書いてしまうほど、ぽにょに心奪われた。見に行ってしまったのだ。しかし、色んな意味で傑作だと思いました。ぽにょは、目に入れてもちっとも痛くない。それに、作品としても考察すればするほど興味深くなる。癒されるのもよし、考えるのもよし。宮崎駿氏がアーティストとして観客にイメージを押し付けるのでなく、やんわりと「身を任せる」感じが、実にすばらしい。

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▼その後、私はポニョの声優を検索してしまったのだが、あまり子役のページなんて見た事が無かったので、むしろその子役ページならではの感じに興味がいってしまった。まず、名前の部分だ。子役のページって事もあって、平仮名も併記してある。しかしそれが、『奈良なら 柚莉愛ゆりあ』となっている。最初私は、奈良県がこの子役を大プッシュしているのか?、と本当に勘ぐってしまった。でもその場合、後半の「柚莉愛ゆりあ」がどうにも解せない。名前を連呼してどうなる。。。と思ったが、落ち着いて考えたら、ただの振り仮名である事が、3秒後ぐらいに判った。もうちょっと違う場所に振り仮名を書けなかったのか。
また、女優って事なのだろう、しっかりとスリーサイズまで書いてある。しかし、彼女はまだまだ子供であり、そのページによれば、1999年生まれとある。子どもにスリーサイズを訊く、という考え方は極めて特殊で、私は今まで一度もそんな事を考えた事がなかったし、大半の人が子どものスリーサイズには興味が無いだろう。子役の世界では、それが当り前なのかもしれない。改めてすごい世界だと思った。
しかし、私がこのページを見ていて、さすが子役だなぁ、と感心してしまった箇所もあった。それは、彼女の特技の部分である。そこには、幾つかの特技が書かれており、「ジャズダンス」「手話」「九州弁」など、実にバラエティに富んでいるのだが、その中に「早泣き」というものがあったのだ。「早泣き」である。しかもありがたい事に、そこには括弧付きで説明も書いてある。
「早泣き(涙を流して泣く演技)」
それが彼女の特技なのだ。ポニョは憎めない。憎めるはずがない。

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