2008年、年末を少し回顧

▼あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

▼年末は東京に行って、演出家コンクール大忘年会+コンクール受賞者発表会みたいなものに参加した。僕もかなりかなり久しぶりの東京だったので、浮足立っていた。山手線をずっとぐるぐる廻っていた。旧友のYは、がたいがでかくなっていた。まぁビールの飲み過ぎだろう。転職を繰り返しているらしい。彼らしい。秋葉原で何故か飲んだ。僕が希望したのだ。そのため大忘年会には遅れた。酔っ払って遅れて登場していたんです、僕実は。皆さん、すみません。

▼東京に着いたのは朝の8時頃。深夜バスにて向かった。初深夜バスTO東京。家族連れが居たのは、なんだかショックだったけど、これが現実か。深夜バスも公共性が増したものだ。腰が痛かったが、何とか眠る。どこの休憩所か忘れたが、24時間やってるスタバやマクドがある事をその時初めて知る。24時間のスタバはいいなぁ。

▼朝ついてまずネットカフェにて朝風呂やっている銭湯を検索。すると御徒町にある。燕湯。地元に愛されてる感じの銭湯で、とても気持ち良かった。しかし、一点とても特徴的な事があって、それはお風呂がめちゃくちゃ熱いこと。尋常じゃない熱さで、僕が風呂場に入ったとき、誰ひとりとして風呂に浸かっていなかった。皆13人ぐらいいただろうか、みんな身体を洗っている。その光景がまた面白かったんだけど。で、お風呂だけかと思ったら、あのシャワー、力なくちょろちょろと流れる、方向性のなかなか定まらない銀の古めかしいシャワーから出てくる温度調整が出来ないお湯も、お風呂のお湯と同じくらい熱くて、これは明らかに節水対策だろうと思われた。けど、どうだろう。ほんとにシャワーが熱くて。ニヤニヤしながら頭を流したのは初めての経験だ。でまぁ、そんな高温銭湯は、しかし本当に地元に愛されていた。会話がそこにはある。緩やかな関係性があった。

▼その後僕はこまばアゴラ劇場へ向かい、「火宅か修羅か」を見る。初アゴラ劇場であったが、何とも素敵な「アゴラ」だった。閲覧コーナーの充実度が凄いし、何かもう色々と設備は整っている。終演後、冬サミ担当のHさんとも少しお話をして、閑静な住宅街を抜けて帰る。

▼演出家コンクール大忘年会では、坂手さん、流山児さん、羊屋さん、宮田さん、青井さん、篠崎さん等々、大勢の演出家の面々が揃っていた。老若男女とはこのことで、実際坂手さんも何度かその混雑性(というのか)を祝して白ワインを飲んでいた。老いも若きも、みんな酔って、まぁ若きは半ば緊張しているものの、先輩、大先輩の面々は楽しそうに飲んでいる。こんな状況はなかなか観た事が無かった。かっこいい大人は遊び方も心得ているもので、酒が不味くない。美味しく飲む。何度も「いえぇ〜!!」が聞えたのは痛快だった。かっこいい飲み方をする人々。楽しく飲む人々。それを何度も坂手さん、流山児さんのお二人は、司会役で会場を纏めながら、祝しながら、今後の演劇界のお話などもしていた、ように思う。ああいった場の必要性は、ほんと感じるなぁ。たまにはわいわいと呑みたいものです。(羊屋さんと流山児さんが僕を覚えていてくれたのは非常に嬉しかった。精華出た時にご一緒したのだけれど、こういった形で再会するのは嬉しい。)

▼東京最終日の帰り、池袋にてラーメンを食す。無敵屋という名前のお店。並んだ。待った。卵がスモーク岩塩を使っていて、驚く。

▼全然2007年を振り返っていない。でも、一応FP忘年会もしましたし、反省会もしました。忘年会では、見知った顔があったし、反省会ではキヤが来れなかったものの、僕が遅れたものの、みんなの一年の感想を聞けた。そして来年の野望・希望も聞いたりして。おかねの話も出るし、制作面での話も出るし、考えなくてはならない事が金華山のようにある、と地元の山をこっそり登場させてみる。基本うちは年度で考えるので、3月が終わりの月って事になる。でも07年度は2月・4月が二都市公演なので、仕方なく4月の芝居(ファーブル大阪公演)が終了した時点で、年度を振り返りたい。僕は年度で大きな目標を立ててるが、07年度は大体クリアー出来ている。08年度もクリアーしていかねば。あ、全然話は飛びますが、wonderlandの2007年振り返る企画で、うちの「貝棒」が一つ選ばれていました。とても嬉しかったです。